お葬式では喪主様もしくはご遺族の代表者様が、ご会葬頂いた皆様に対して感謝の気持ちを述べて頂くご挨拶のお時間を設けております。
地域によってはご遺族、ご親族様の代わりに葬儀委員長様が挨拶する場合もあります。
喪主様がご挨拶を行う際のポイント
- 自分の言葉で話す
- 長すぎず、最もいいたい事だけに絞る
- ゆっくりと話す
- 上手に話そうとしない
これらのポイントを心掛けてご挨拶することが大切です。
喪主様のご挨拶の内容
- 故人様とご生前にお付き合い頂いたことへの御礼
- ご会葬頂いたことへの御礼
- 今後のお付き合いへのお願い
これらのポイントを考慮しながら作成すると話しやすいです。
忌み言葉について
また、挨拶を行う際は「忌み言葉」に注意します。
日本では昔から「言葉」には霊力が宿ると言われています。
そのため、口に出すことで実現すると考えられていたことから、お葬式では避けた方が良いと考えられる言葉が多数ございます。
忌み言葉一覧
不幸が重なる言葉
「重ね重ね」「度々」「ますます」「返す返す」
不幸が再び来ることを連想させる言葉
「ふたたび」「さいさん」「続いて」「追って」「繰り返し」
不吉な言葉
「数字の『四』『九』」「消える」
上記の「忌み言葉」以外にも
直接的な表現はなるべく控える方が良いと言われています。
例えば「死」と言う言葉は「亡くなる」「逝去」と言う言い方に、また「生きているころ」などは「生前」「元気な時」などの言い回しで語られるのが良いと言われています。
宗旨によって使わない言葉
その他にも「宗旨」によっては使わない言葉もあるためこちらも注意が必要です。
例えば「ご冥福をお祈りします。」は、キリスト教や神道、また仏教でも宗派によっては使用しない言葉です。これは「成仏」や「往生」「供養」などの言葉にも当てはまります。
こうした「忌み言葉」はご参列皆様に向けて会葬御礼のご挨拶をする際、またご参列者様が喪主様やご遺族様にご挨拶する際、弔電を送る際などに注意した方が良いと言われています。
しかし、意識しすぎると上手く言葉は出てこなくなるものです。
何より大切なことは、故人様を大切に想われるご自身の「想い」、ご遺族様をお気遣いなさる皆様の「想い」をお言葉にすることではないでしょうか。
会葬御礼のご挨拶に関して
八光殿ではご希望があれば代行としてご挨拶をさせていただくことも可能です。
一方、「家族葬」が増えてきた昨今は、マイクを使用してご挨拶を述べるのではなく、ご参列者様のお近くに行き、それぞれにご挨拶されるケースも増えております。
ご挨拶例(動画)
喪主様のご挨拶ついての動画を作成しております。八光殿チャンネルでは、ご挨拶を行うポイントや会葬御礼の挨拶例を約7分間でまとめております。
是非ご覧ください。